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【銀魂】柳生家の忍者【男主 原作沿い】

第16章 ドライバー編(原作沿い)







「……………へ?え、え、
えええええええええええええ!!!?」





「お前は隊士からの信頼はほとんどねェが
仕事が出来る方だ。この際1度トップについた方がお前の手腕を発揮できるかもしれねェ。」


「局長としての手腕って…
部下の信頼関係がないと
動かせなくないですか?」


「大丈夫でさァ。澪なら出来やす。」

「いやいや!待ってください!
俺派遣忍者ですよ!?
まず正職員じゃないんですよ!」


「じゃ、俺達荷物まとめてくるからこれで…」


「ちょ、ちょっと!!
どういうことなんですか!!?
局長!!ふ、副長!沖田隊長ー!!」


3人に呼びかけるが、
皆虚ろな表情で部屋に入っていた。

もう、部屋に入れる雰囲気では無い。



「……………………。」





俺が立ち尽くしていると退が聞きに来た。


「あ、澪。
局長達と大事な話ってなんだったの?」


「…………ごめん、退。胸貸してくんない?」

「え?…あ、いいけど…。大丈夫?」

















次の日の朝、

3人がそれぞれ部屋を後にしてから、
俺の名を伏せて真選組全隊士に集合をかけた。

いつもの朝礼を行う場所に座らせたが、
中はがやがやと騒がしい。

なかなか入る勇気が出ず、
障子を持つ手が震えた。

俺が局長代理になった、なんて言ったら
皆はなんて言うだろう。

ただでさえ、トップ3がいなくなって
隊士達は不安でいっぱいなのに。



いや、不安なのは俺も、か。




「…………斉藤隊長。」


「…………。」

呼びかけると、廊下の曲がり角から
斉藤隊長が顔を出す。


「………俺、今すっごく逃げ出したいです。
できたら、今すぐ家に帰って、
若とご飯食べて、竹刀振って、
あと寝不足なんでたくさん寝たいです。
…俺は今、心と体、反対の行動を
しているのかもしれません。」


「……………………。」


「……でも、ここで逃げたら、
局長達に合わせる顔がなくなって
しまいます。やる時はやるのが
漢ってもんですよね。」




「………………。」




「よし、覚悟は出来ました。
…斉藤隊長は俺の味方でいてくれますよね?」








「………Z〜〜〜〜」








「…オイ局長命令だ。起きろ、殴るぞコラ。」


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