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愛し愛された者 [NARUTO]

第5章 第三次忍界大戦


相手の攻撃をスルリと避けると瞬身でその男の後ろに回り、かかと落としをくらわした。

「ぐっ、」

なるほど、私はまんまとここにおびき寄せられてしまったというわけか..

逃げるが勝ちだな。これは

私はそう判断し、洞窟と反対の方向に走り出そうとした、

が、できなかった。

そこには、

「おいおいどこに行くんだ?」

『..囲まれたか』

敵の忍が待ち構えていた。

どうする...このままでは私は連れ去られてしまうだろう。

囲まれるという判断が咄嗟にできなかった。

これが、経験の差か...

「さて、どうする?」

.....とりあえず、戦いながら突破口を見つけなくては..

襲いかかってくる敵を避けたり倒したりしながら突破口を見つけようとするが、人数が多いせいか中々難しい

このままじゃほんとにヤバイ..!

敵は半分に減らしたが、逃がしてくれる気はさらさらないようだ。

「このガキ..強いぞ。」

そう、一人が呟いた。すると、立っている者全員で、私にクナイや手裏剣を一斉に投げて攻撃してきた。

疲れもたまり、急なことで避けきれず、何本か当たってしまった。

『うっ、』

体は切り傷だらけで血がにじんでいる。

っ、痛い。

「おい、殺すなよ」

「なーに、殺しちまったらこいつの双子の弟がいる。そいつを代わりに連れていけばいいさ」

『!!』

私は朦朧としている意識を必死に覚醒させた。

「あのサクトって奴の記憶を見たが、弟の方もまあまあ強いみたいだ。ガキにしてはだけどな。」

その男は、私の方に近づいてきて、一言言いはなった。

「弟が助けを呼んで泣きわめいてるのをお前はあの世で見ることになるな。可哀想にな?一生俺らの里の奴隷にされる。そーゆー運命なんだよ!!」

その男の言葉が頭の上から聞こえる。

私が死ねばイタチが狙われる..

もしかしたらこいつらは私を連れていっても物足りずイタチに手を出すかもしれない。

イタチが苦しい思いをする?イタチを実験体に?

「まあ、それはお前が死ねばの『させない..』あ?」




『イタチは絶対に狙わせない!!!私の弟に辛い想いは、苦しい想いはさせない!!』



イタチは私が必ず守ってみせる!!!

「おい...」

「ああ、」

「開眼したか























写輪眼だ。」


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