第6章 2人の距離 6
軽く身体を起こし上半身だけ覆い被さり顔中にキスする。
もう止めなきゃ
そう思っているのにやめられなくて
由梨の息遣いが俺を惑わす。
「和さん。今日は最後までが良いです」
そんな時にまた更にそんな事を言う由梨に一瞬動きが止まった
そしてまた唇にキスした。
「焦らなくて良いって。俺らには俺らのペースがあんだよ?」
覆い被さりながら優しくそう言う
最近の由梨の行動は焦っているのか。
本当に誘っているのか。
「私は、…和さんと一緒になりたいです。和さん。お願い」
そう言って俺の首に手を回す
もう。
限界
チュッとわざとリップ音をさせてキスした
「わかったよ。…でも、本当に無理そうなら言って?あと、俺からもお願いがあるんだけど」
なんなりと。と言う由梨に噛み付くようにキスする
口の中で逃げ回る由梨の舌を追いかける
そしてそっと離して優しく抱きしめた
「お願いだからさ、あんまり煽んないでくんない?…まじで止めんの大変だから」
すみません。と謝る由梨に、ん。と何時もの返事を返した。
優しく身体中にキスの雨を降らせる
吐息の様な喘ぎ声が耳に響き渡る
段々下にずらして両足を開き顔を埋めようとしたら恥ずかしいのか閉じようとする
「だめ」
そんなこと許さないんだけどね
「由梨は多分久々だから濡れないんだよ。ちゃんと感じてるから。だからココ、舐めればきっと直ぐに良くなるから」
そう言って下着をずらしてペロっと舐めた
ビクッと反応しながら、あぁっ。少し声をあげる由梨
そして下着を脱がして舌と指を使いグチュグチュと搔きまわす
「ああっ。…ん、あぁ。」
口に手を当て出来るだけ抑えるようとしているけどそんなの全く意味なくて
何度もビクッと反応する度に入り口に少し入れてる指先をぎゅっと締め付ける
初めて触った時と違ってどんどん溢れてくるのがわかった
そして何度目かの絶頂の後上まで戻りフフッと笑った
「由梨濡れすぎ。」
感じてくれるのが嬉しくて。
小さく、はぁ。はぁ。と息を整える由梨を優しく見つめた