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2人の距離〜和さん目線〜

第6章 2人の距離 6




どした?と聞くと、あ、あの感じ由梨ちゃんだよきっと。とニヤニヤとやいのやいの控えめに騒ぎ出す2人。

「あ、ごめんなさい。まだお仕事中ですか?」
少し申し訳なさそうに言う由梨に、いや?今飲みに来てる。と言うと、そうですか。とちょっと落ち気味の由梨

「…なんかあったの?」
様子がおかしい気がしてそう言うと、あ、違います!と慌てだした

「すみません。違うんです。…和さん今日はお家帰ったのかな。と思いまして。」
殆ど由梨の家に帰ってるのにそんなことを言う由梨

「あ、あの!待ってます。…だから。その、、。」
久々に飲みに出てる俺が今日は自宅に戻ったと思ったらしい。
そしてそれが寂しかったのかそんなことを言う。


もう近くに2人もいるのに笑うしかなかった。


クフフッと吹き出していると、なんで笑うんですかっ!とまた慌てているので、いや、落ち着きなさいよ。というとまた、すみません。と謝る


「謝ってばっかりだから。大丈夫だから。先に寝てなさいよ」
はい。わかりました。と言われたので電話を切った。

本当は切りたくなかったけど。


何故かって、ほら。
あの2人がまたニヤニヤして見てるから



「あー。熱い。熱い」
手をパタパタさせてそう言う相葉さんに、うるさいねー。と言った

「で?話途中だったけど?」
ニヤニヤして言う翔さんに、やめなさいよ。と言うと、気になるじゃん。教えろよー!と言う相葉さん


この人たちは。本当に。


人の事言えないけどこうやって弄るの本当に好きだよね


「絶対言わない。」
断言してお酒を飲むと、えぇーっ?!とハモる2人にフフッと笑った

まぁそれ以上は本当に突っ込んで来なくて助かった。






家に帰ると由梨は言われた通り眠っていて、それを確認してからシャワーを浴びに行った



寝室に戻り由梨の隣に潜り込み頬を撫でるとゆっくり目を開けて、お帰りなさい。と眠そうな舌ったらずな声で言う

ん。ただいま。と言うと、電話すみませんでした。とまだ呂律が回っていないのにそう言うので、気にしてない。と言うとちょっと八の字眉にしてフフッと笑った由梨





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