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脱地味女子の恋愛事情。【進撃の巨人*R-18】

第1章 イマドキ女子のとある事情。


「俺はお前みたいになりたくないからな……」

食後のアイスを食べながら、ひとりベッドの上で呟いてみる。でもやっぱり、意味がいまいち分からない。

「愛想がないのは、私みたいになりたくないから」

ってことだよね?
ってことは……

「私が愛想振りまいてるってこと……」

あーなるほど、そういうことか。
意味が分かったことにより、更にいらいらとしたものが体の奥から湧き出てくる。

「…………」

でも、たぶん当たってる。
いや、絶対に当たってる。

だから的を得た言葉を言われて、こんなにもいらいらするし、腹が立つ。気に食わないし、どっからどう聞いても嫌味だけど、エレンの言葉は正しいことを言ってると思う。

「でも私にだって……事情がある」

だから、仕方がないじゃない。

エレン。
あんたに私は分からない。

私とあんたは違うんだよ。
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