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真選組監察方山崎退と女中のラブストーリー

第12章 タ





クリスマスまであと1週間と迫った日、

嫌な事をけんちゃんから聞いてしまった。





田中
「知ってるかみわ?」




みわ
「?」




食堂でけんちゃんと夕餉を一緒に食べている。




田中
「明日、退がさ、スッゲー綺麗な“からくり女”と見合いするらしいぞ。」





(´⊙ω⊙`)





田中
「沖田隊長がふれ回ってたから間違いないと思うぜ。」






(…え?………どういうこと?)







みわ
「お見合いを…?」






田中
「退も結婚適齢期だろ?…うまくいって欲しいよなー」





みわ
「………ですね…」





田中
「……そういや、みわ!クリスマスなんか予定ある!?」






(´⊙ω⊙`)










(クリスマスの予定か…ある…ことはあるけど……)






みわ
「…一応……」





田中
「一応…?」






(お見合いか……

そうだよね女中の私なんか相手にされるわけないよね…

好きだよなんて言われてその気になって…バカみたい……)






みわ
「ご、ごめん、けんちゃん!わたし、イボさんからの頼みごと忘れてたから……」





そう言うと急いで席を立って行くあては決めてないけど走り出した。












田中
「………みわ……」






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