第3章 真選組篇
『すみません、少し寄るところがあるんですけど…』
「分かったここで待ってるヨ」
『ありがとうございます…』
蓮…いるかな…
『坂田さん、蓮いますか?』
銀「新聞ならいらねーよ」
蓮「お嬢!!なっ、どうしたんですかその格好!」
『まぁ、ね?蓮話があるの』
ボスのことは流石に…
蓮「はい?」
私は人差し指を蓮の胸に置いた
蓮「お嬢!!辞めてください!何するつもりですか!」
銀「何だ何だ?」
『我使命を果たすため降り立った白虎よ。この地に縛り付け生きる道を防いでしまった事。悔やみここに解放することを誓う。』
蓮「お嬢!!」
『一緒に居てくれてありがとう。迷惑をかけてごめんなさい。』
私は最後に蓮の目に狐火を当て真実を教えた
蓮「…ボス」
『さようなら…散!』
蓮「お嬢!!」カタッ
私の目の前には蓮の首につけていた絵馬が転がっていた。
銀「今…何が起きた?」
『坂田さん…見てたんですね…まぁ、本当のこと言いますね、私は夜狐です。ただそれだけ。』
銀「夜…狐。」
神楽「銀ちゃん!何の騒ぎアルカ?さっきからうるさくて二度寝もできないヨ。」
『夜兎。』
神楽「…月姫アルカ…」
『えぇ、そうよ』
神楽「何のようアルカ?」
『いいえ、用なら済んだの。また…ね』
神楽「…」
銀「知り合いか?」
神楽「女の事情ネ」
?「遅かったネ」
『そりゃ、すみませんね』
私が蓮にした事。それは人間でいう"殺"
夜狐でいう白虎への"自由"
白虎は夜狐に仕えるという使命があって自由に生きることは許されない
でも主から自由を許されるとこの世に魂がなくなり向こうで自由に生きれるということだ。
白虎は仕えるということ…それは地獄の様なもの。
だから解放されると喜ぶ者もいる
本当に住むべき場所はあの世にあるから。
────────楽しかった
空からそんな声が聞こえたような気がした。