第13章 管理人とゲーム
「何買ってきたの?」
「私用に酒と、恋用にコーラ。あとお菓子たんまり」
「うおおまじで!!こはねさんきゅー!!」
さっきまでドア蹴ったこと怒っていたのにもう私にお礼を言っているとは…馬鹿なやつめ。
「恋は本当に馬鹿で可愛いと思ってるよ」
「いや何でいきなり可愛い…ってそれ悪口じゃねーか!!ふざけんなこはね!!」
「やっべ声に出してたわ」
「そう思うならもっとやばそうな顔して言えよ!!ニヤニヤすんな!!」
「とりあえずゲームしよゲーム」
「すぐスルーすんなあああ!!」
「恋テメエさっきから大声でうるせえええええ!!」
「いきなり逆ギレかよ!!ふざけんなあああ!!」
結局いつもの言い合いが始まってしまったが、しばらくするとお互い疲れた為喧嘩を終わらせ、ゲームを始める。
「恋、なんのゲームすんの?」
「格闘ゲーム!一人プレイも出来るんだけど、どうせなら対戦もしたいじゃん?」
そう言って恋はゲームの電源を着けて起動させ、私にコントロールを手渡した。
そして、画面をキャラクターを選ぶ所までさくさくと進める。
「俺このキャラにする!こはねはどれ使う?」