第7章 第5話 裏切りと仲間
私は、そう叫び右手を彼に向かって振りかざした。だけど、その手は彼に止められた。そして静かに話し始めた。
ルフィ
あぁ。確かに、俺たちには関係ねぇよ。この町だってどうなろうと俺たちには関係ねぇ。
ナミ
ちょ、ルフィ。あんた!
ゾロ
おい、待て。
ナミ
だけど…。
ナギサ
だったらいちいち首突っ込まないでよ!どうしてよ。放っておいてよ…。、
私は悔しかった。今まで自分が守ってきた町が一瞬にして壊されたこと。友達だと思っていたのに簡単に裏切らてたこと。自分の思い出が一気になくなっていったこと。
ナギサ
こんな思いするぐらいならもう友達なんて、仲間なんて…。
いらないと言おうとした瞬間だった。
ルフィ
お前は!もう俺たちの仲間だ!!!
私は黙って顔を上げ彼を見つめた。
ルフィ
おれ達は仲間を裏切ったりしねぇ!!
彼の言葉に私は涙を浮かべた。
ナギサ
信じていいの?
ルフィ
え?
ナギサ
その言葉!!信じてもいいの!?!
ルフィ
!!あぁ!!
私は目に溜まった涙を頬に流れる前に拭った。もう、なく必要がないから。