第7章 第5話 裏切りと仲間
タクヤ
おいおい、冗談よせよ。おれ1人でも敵わねぇーのにこの人数相手にするのか⁈
そういうと、私の周りには見るからに強そうな奴らが取り囲んだ。
ナギサ
絶対に壊させない!
タクヤ
そうか…。お前ら好きなだけ相手しろ。
彼がそう言うと、私を取り囲んでいた男達が一斉に殴りかかってきた。彼らはタクヤの仲間なだけあり、かなりの強者達だった。床に抑え込まれ、殴られ蹴られ続けた。
だけど、わたしもそこまで弱くはない。
ナギサ
“フリーズ”!
私がそう呪文を唱えると男達は身動きが取れなくなった。その隙に私は彼らを一網打尽にした。
タクヤ
ははっ、さすがだな。
ナギサ
当たり前じゃない。
タクヤ
だが、俺らにかなうかどうか。
あと3人残っていた。タクヤの他にあと2人。どっちも知った顔だ。
ヒロキにトシキ。私は3人にあっという間につかまりボコボコにされた。
タクヤ
あー。ますます惜しい力だ。俺の仲間になれ。
ナギサ
死んでもなるかよっ!