第2章 画面の中
菅原「夢。」
夢の身体が震えた。
それと同時に夢の目からは大粒の涙が出た。
如月「...こーしがあたしのために見てくれてるって言うのはわかってる。でも...こーしだけには見られたくなかったのに...っ!お金のために、好きでもない男に抱かれてるあたしは汚れてる!」
菅原「でも、夢は未来くんのために働いてるんだべ?汚れてるなんてこと、絶対ない。」
如月「やっぱり、こーしは優しいね...。」
菅原「夢、俺の前では弱くていい。たくさん泣いていいから。」
こーしはそうあたしに言うと、優しく抱き締めてくれた。