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スタディー・ウォーズ

第1章 新しい生活




「って言っても、同じ学年なら話したりできるだろうし…ナンバー組とやらに入らなくても大丈夫じゃない⁇」
私は由紀の勢いに圧倒されながらも聞いてみる。

「それができたら苦労しないよー…、ナンバー外の人間が近付いたらファンクラブの人に制裁されちゃうよ。同性ならまだしも、対異性だったら、間違いなく抜け駆け禁止だもん。」
由紀は、ため息を吐きながら順位表を見上げた。


「ナンバー制度っていうのはね、もともと学校の学力レベルをあげるために学校が定めた制度なんだけど…。ナンバー組は、学年の成績をあげる為の勉強法とかを提案したり、イベントとかの企画提案したりできる権利があるの。生徒が主体で企画するから、皆やる気アップするし、成績が全体的に上がればご褒美イベントも企画してもらえるんだよ。ちなみに‼︎ うちの制服、何年か前にナンバー組の先輩たちが地味だった制服の改訂提案を出して、今の可愛い制服にしてくれたんだって☆」
由紀は制服のスカートを広げながら言う。


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