第1章 新しい生活
「…あ、木藤さん。」
知らない名前が羅列している中、ナンバー4に我がクラス委員長の名前を発見した。
「そう、委員長が不動のナンバー組の一人。うちのクラスは木藤さんだけなのよね。」
「そうなんだ。…で、そのナンバー組に入ると何かメリットはあるの⁇」
私は順位表を見ながら首を傾げた。
「もちろん‼︎‼︎ なんといっても、不動のナンバー陣とお近付きになれるっ‼︎」
由紀は目を輝かせながら声を大きくした。
私は驚きながら頭に疑問符を浮かべる。
…芸能人じゃあるまいし…
てか、木藤さんただのクラスメイトだし。笑
「木藤さんをはじめ、ナンバー陣は容姿から何から素敵な人ばかりで隠れファンクラブもあるくらいなんだよ。」
由紀は熱く語りだす。