第1章 真夏の太陽
トントントントン…
包丁でなにかを切っている音がする
朝ごはんかな?
いい匂いだ、早く起きなきゃ
がばっと布団から起き周りを見回すと見覚えのない部屋だと気付く
「へ?どこだここ?なんでこんなとこにいるんだ?確か田んぼだらけの暑い道を歩いてて、、、」
それ以上は思い出せない
そのとき
「そろそろご飯ができますよー降りていらっしゃーい」
と下から声がかかった
なにがなんだかわからないがお腹も空いたことだし降りてみよう
そこで聞いてみればなにかわかるかもしれないし
そう思ってギシギシと軋む古い階段を降りていった