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第5章 準備


「「ありがとうございました!!」」

今日は早めに切り上げた

先生の職員会議が緊急で掛ったため

どの部活動も4時を過ぎた所で終わっていた

私は先に着替えてテニス部室の中に来ていた

丸「そういやー仁王は?」

真「ム、そう言えばいなかったな」

柳生「私は何も聞いていませんが」

ジャ「それって」

切「サボりッスね!」

柳「そう言う事になるな」

幸「良い度胸だね、連絡なしで来ないなんて」

雅治がいなくても機能しているテニス部が恐ろしいよ

幸「奈々、鍵でも預かろうか?」

水島「え?」

柳「俺達は此処の鍵を返してくるが職員会議のために遅くなるだろうかなら」

真「俺達は残って先生方が終わるのを待つつもりだ」

切「俺、教室に忘れ物したッス」

丸「げ、宿題わすれたぜぃ...」

ジャ「マジか」

柳生「では、私たちも残りましょう」

水島「じゃ、じゃあ私も!」

皆、この前のメリーさんの事をがあってか

これから校舎に入るのをためらっているようだ

それでも皆で行動すれば少しでも安心出来ると思っている

柳「どうする精市」

幸「奈々が良いならいいんじゃないかな?」

切「早く行きましょーよ!」

真「忘れ物などたるんどるっ!」

そう言いながらも皆で校舎に向かう

傍に行けば行くほど、寒気がしてくるのは何故だろうか?

風邪でも引いたのかな?

昇降口に入った途端、景色が変わった

「「!!」」

夕日で真っ赤だった校舎はなくなり、真っ青な空間に放りだされた

なんの予兆もなしに起こった

幸「皆落ち着いて!まずは状況確認だ」

真「幸村、玄関の扉は閉まって動かない状態だ」

幸「え?」

私達は振り返りそれを確認するために扉の取っ手を引っ張る

鍵は開いているがびくともしない

まるであの時のように、教室の扉のように

柳生「どうなっているんでしょうか?」

丸「携帯は、県外だぜ」

ジャ「これはマズイな」

切「先生も近くにいないッス...」

今日は懇談会があったから少なからず図書委員の生徒が居てもおかしくないが

人1人の気配もない

幸「中に行こうか」

私達は土足のまま廊下に出た

周りを見ても真っ青な空間

だけど、その青はとても綺麗な色をしている

職員室に向かうために2階に上がった
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