• テキストサイズ

ゲームはお好き?

第3章 信用


昇降口に立って校舎を何故か確認した

なんだかいつもの校舎ではないような感じがしたからじゃ

柳生「仁王君!」

仁「......」

後ろから走ってくる音が聞こえた

切「なんか、不気味ッスね」

ジャ「そんな事言うなよ」

ピピピピピッ!

真「鳴ってるぞ」

仁「わかっとる」

どうしても押したくなかった

なのに

?「私メリー。今、3階にいるの」

ピッ、プープー

丸「仁王達のクラスってよぃ!」

水島「4階の端っこ!」

俺達は走り出す

4階に向かって

1階の踊り場に着いたとき

ピピピピピッ!

?「私メリー。今、4階にいるの」

ピッ、プープー

切「氷月先輩っ!!」

丸「氷月っ!」

2階に着いて俺達はひたすら氷月の名前を呼んだ

ピピピピピッ!

「「!!」」

俺達の足は3階の踊り場で止まってしまう

後、少しで4階の所で

視線を上げればもう既に4階の床は見えておる

?「私メリーさん」

水島「氷月っ!!!」

奈々は今まで一番大きな声を出した

?「今、あなたの後ろにいr!」

ドスッ!

ピッ、プープー

「「......へ?」」

ずいぶんと間抜けな声が出たもんだ

メリーさんのセリフが途中から殴られたときの効果音に消されたのじゃ

それでも俺達の焦りは変わらんかった

水島「氷月!!」

俺達が唖然としておる中、水島は教室に向かって走っておった

柳「行くぞ」

幸「皆!」

その後に参謀と幸村の一声で俺達も教室へ走り出した

扉は閉まっており、目の前では奈々が立っておる

仁「どうしたんじゃ?」

水島「あ、開かない、の...」

恐怖に満ちておるその表情は俺達をさらに焦らせた

たかだか都市伝説

そんな事だと思っておった

なのに!

真「奈々、どいてろ」

丸「奈々」

ブンちゃんに手を引かれて扉の前からどけば

真田が取っ手に手を掛けて扉を開こうとする

真「!、本当に開かんぞ!」

柳「弦一郎、いつもの力はどうしたんだ?」

ジャ「真田!手伝うぜ」

立海テニス部の中でも力の強い2人が扉1つに難航しておる

仁「氷月...」

柳生「仁王君」
/ 321ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp