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第3章 信用


仁王側

仁「氷月!」

俺の静止を無視して校舎へと走っていく

まだ走れる体やったんか

柳生「いいのですか?仁王君」

仁「そうじゃな、着替えたら行くぜよ」

氷月の体の事を知っておる柳生だからの問いかけじゃろう

どのみち後で行くつもりやった

無防備に鞄まで置いて行きよって

制服に着替えて氷月の鞄を持つ

柳「精市、もうそろそろ最終下校時間だ」

幸「あー、そうだったね」

丸「奈々ー、お前も学習しろぃ」

水島「煩いっ!!」

ジャ「わかったから着替えろって」

切「俺達行っちゃいますよ?」

水島「えっ!?待ってっ!!」

真「早くしろ!」

水島「わかってるっ!!」

奈々が勢いよく扉を開いた

ピピピピピッ!

仁「?」

氷月の鞄から携帯が鳴った

仁「アイツ、これまで置いていったんか」

水島「え!彼氏さんからかな?」

柳「氷月は誰かと出来ているのか?」

水島「聞いた事ない」

切「作ったんスか...」

勝手に鞄をあさり、携帯を引っ張り出す

携帯は非通知になっておった

真「知らないアドレスからか」

幸「弦一郎がアドレスなんて言葉を知ってたなんて」

丸「驚きだよぃ!」

ジャ「やめてやれよ...」

柳生「出ないのですか?」

仁「しゃーないな」

俺はスピーカー状態にしてから電話に出た

仁「お前さんは誰じゃ?」

?「私メリー。今、昇降口にいるの」

仁「は?」

ピッ、プープー

電話は切られた

丸「なんだ、ただの悪戯電話かよぃ」

切「でも、本物だったら危ないッスよね?」

真「都市伝説などありえん」

ピピピピピッ!

仁「またか」

先ほどと同じで非通知になっておる

?「私メリー。今、1階にいるの」

ピッ、プープー

丸「なんか、遠くなってるな」

ジャ「氷月がさっき校舎にいかなかったっけ?」

水島「え?」

ピピピピピッ!

仁「......」

?「私メリー。今、2階にいるの」

ピッ、プープー

幸「本物だったら危ないよね」

柳生「笑顔で言わないでください」

仁「俺、行ってくるぜよ」

柳生「あっ!仁王君!」

柳生の言葉を振り払って校舎へと走り出す
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