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ゲームはお好き?

第3章 信用


画鋲をゴミ箱へ入れた瞬間、景色が変わった

特に何がと言えば、色が変わった?

真っ赤だった教室は真っ青に変わり

まるで真夜中の学校に来ているみたいだった

それでも表現が曖昧過ぎる

真夜中の学校は暗い感じで不気味と言われるが

まるで地底湖いるかのように周りは明るい

青色のライトでそこらじゅうが明るくなっている

この感覚は間違いなく、あの日の学校の前兆

また下らないゲームが始まる一歩手前

今はパーティーメンバーでも揃えているのだろうか?

だとしらた今回私は誰と組む事になるのだろうか?

前回は5人で1チームだった

今回は無条件で私の参加が強制されている

なら、今回選ばれるのはこの学校の生徒か教員

関係者なんて出したら親まで入るからそれはないだろうと思う

前は何チームでサバイバルゲームをしたっけかな?

呑気な事を考えて後ろの扉から教室を出る

目の前に広がるのは綺麗な青で染め上げられた高校

外は暗闇に包まれており向こう側なんて見えない

もう一度教室に入り運動場を見る

正門まではしっかりと地面が広がっているが

正門から向こうは暗闇で覆われている

『本日は晴天なり』

空は綺麗な青色をした満月が学校内を照らす

そして、そんな満月の輝きで空まで明るい青色だ

雲1つないのには突っ込むな

手元にあるのは家の鍵のみ

鞄は部室へと置いてきてしまった

少しだけ後悔後悔

空から視線を落として昇降口付近を見ると

見た事がある真っ黒な何かが立っていた

『あれ、って...』

3年前にも見た事あったな

だが、3年も経っていれば向こうはこちらを覚えているか

考えていると昇降口には誰にもいなかった

『?予想は...合ってるといいな~』

廊下に出て立ち止まる

来た道を見れば階段の前に先ほどの人物らしきものが立っていた

『うわ~...』

予想が当たってしまう私の頭はどうにかしているとようやく思ってしまう

何も見なかった事にして再度教室へ入り、入り口を閉めた

扉と自分の席の丁度真ん中に立つ

アイツはきっと私を探している

廊下で騒ぐよりかは教室で騒いだほうが先生には見つからないからいいだろう

?「私メリーさん。今、あなたの後ろにいr!」

『お疲れ様っ!』

相手の言葉を無視して

振り返りざまに肘打ちをプレゼント
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