第5章 4人目♥地理 クロードセンセー
あたしの吐息で曇った硝子に、キラキラの街灯りがボヤケて見える。
「…ぁぁっ…ん…」
センセーのがあたしの中を擦る度に、甘い吐息が漏れてしまう。
「もっと…声を聞かせろ。」
そう囁かれて、全身にジーンとした痺れが走る。
慣れてきたのか、絶頂が近い事が何となくわかってくる。
「…センセ…んんっ…やっ…」
思わず自らオシリを押し返す。
「…イキそうなのか?」
センセーはそう言いながらあたしの耳に舌を這わせた。
「ぁぁっ!!…やっ…んっ…」
曇った硝子窓に、あたしの指の跡が雫になって流れ落ちていった。
気づけば、額を硝子に押し付けて肩で息をしていた。
(ああ、あたしイッちゃった…)
絶頂を覚えたあと、意識が朦朧として崩れ落ちそうになった。
「緖知里…」
センセーはあたしから一度引き抜くと、労るように抱きしめてくれた。
「センセー、凄すぎ…」
「そうか。だが、俺はまだなんだけどな」
薄笑みを浮かべると、センセーはベッドに場所を変えてまた私を翻弄した。
「もっと感じさせてやるよ」
「ああっ…」
センセーの絶妙な腰使いと激しい突き上げに、あたしはずっと泣きながら喘いでいた。