第3章 2人目♥物理 アルバートセンセー
「アル…もう止めてあげない?俺はいつでもイケるよ。」
とユーリセンセーがアルセンセーに微笑む。
「貴様は…自由自在か。慣れているにも程がある。」
あたしは半ば朦朧としながら、そんな二人のやり取りを眺めていた。
…大人って…恐い。
「アル…中で出しちゃダメだからね。」
「貴様に言われなくても…分かっている。」
ユーリセンセーはあたしの口に、アルセンセーはあたしのお腹に、それぞれが欲を吐き出した。
「…単位下さい…ね。」
朦朧とした意識の中で、私はそれだけを呟いた。
「切羽詰まった生徒って…恐い。」
とユーリセンセーは苦笑いを浮かべていた。