第2章 1人目♥現国 ユーリセンセー
あたしは手の甲を唇に当てると、溢れ出そうな声を押し殺していた。
するとセンセーは、そんなあたしの手を掴むと、
「…声…聞かせてよ。誰も来ないから…大丈夫。」
と唇から離した。
その途端センセーは激しく腰を打ち付ける。
「…っ!!あぁぁっんっ…」
思わず大きく声が漏れて、あたしはセンセーの肩を掴んでいた。
「…んっ…単位…欲しいんでしょ?…もっと…乱れてごらん?」
とセンセーはニヤッと微笑んだ。
…あの虎の巻…本当だったよ…
ユーリセンセーは…猛獣を飼ってます。
そんな猛獣ユーリセンセーに、激しく揺さぶられて、
あまりの快感に意識が飛びそうになってると、
突然、ユーリセンセーのケータイが鳴った。
「誰だよ、いいところなのに…。げっ、ジルセンセーからだ。
ちょっとだけ電話でるから、緖知里ちゃんはこのままでいて…
あ、でも声は少し我慢して?」
ニヤっと不敵に笑って、私とつながったままセンセーはケータイを耳に当てた。
その間もみだらな行為は止まらない。
(ちょっと?!)
「もしもし。いま終わりました…わかってますよ。すぐイキますから」