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ハイキュー短編詰め込み集!

第3章 菅原孝支 『欲しいのは』



「これ…受け取って下さい!!」

体育館裏で
後輩からもらってしまいました…



ラブレターと言う名のキラキラ光る眩しいものを!!!


あ!
あたし宛ではないです!



うちの部員に渡して下さいって
あんな真剣に言われたら…断れないです。

むしろ喜んで架け橋になりますよ!!


意気揚々と体育館に向かう。

こういうのは渡すムードも大切なハズ!
あの子の好意を無駄に出来ないぜ!!

私はごく自然に彼を呼び出した。


「菅原くん!ちょっといいかな?
練習少し抜けれる?」


「うん?青井〜どした?
じゃあちょっと大地に言って抜けてくる!」


決して大きくない背中を見送りながら、
このラブレターをくれた女の子の気持ちを考えてみた。


その人の事ばかりを考えて
ご飯も喉を通らない感覚。

学校でその人の事を探してしまう感覚。

もし逢えたなら、嬉しくてドキドキする感覚。


これがきっと『恋』ってやつなんだろうな。
あたしにはまだ分からない感情だ。


もし分かるようになったなら…
あたしはどうなるのかな?

ハラハラドキドキするものなのかな?
なんて
想いを馳せたりしてみる。





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