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いちご牛乳

第11章 新章 攘夷戦争



「そういや、明日は南海から援軍が来るらしいな」


「ちょっと!晋助!」



「あ、俺も聞いたよそれ!名の知れた侍らしいね!確か…坂本辰馬!!」




平助は手を動かしながら晋助の話にのる




「援軍か…嬉しいけど、男のふりするのも結構大変だから、寺子屋の子達以外がいると中々喋れないんだよね…」



名前は、戦場では寺子屋メンバー以外の前では男のふりをすると決められていた



話し方や、川で体を拭く時はなるべく他の人に見られないようにしなければならない



名前も成長期になり身体の変化も出てきた
胸は膨らんできた為常にサラシを巻いている
成長期故、今締め付けてもいいものかと悩む事もあったがそんなの気にしていられない
初潮も戦争参加時にはみられたが、不規則な生活や食料などで最近は滅法無くなっていた


気にはなったが、戦に参加している以上よかったとは思っている




髪も常に短く普段は被り兜をし、なるべく顔を施さないようにしているが、寺子屋メンバーの前以外では兜を取ることすら許されない



やはり女の子なのだ。
可愛らしい顔は隠そうに隠せるものじゃない



戦場で行動を共にするようになったものの中には名前は女では無いかと疑う者も少なくないらしい
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