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いちご牛乳

第11章 新章 攘夷戦争




この廃墟を占拠地として何ヶ月か経った


そろそろ敵に場所も知られる
潮時だ




「今日は雨か…」


朝から激しい雨が降っている
時期的に梅雨位であろうか?



(もう何年も戦ってるな…)
四季の感覚など、とうに失っていた




雨になると天人達は武器が濡れるのを嫌がるためか動きが鈍くなる
つかの間の休戦だった





休戦といえど昨日は天人と戦っていた
仲間を庇うためとっさに前に出た高杉は急所を避けたものの胸元から腹にかけて大きく傷をおった



「防具つけててもこれか…敵ながら技術の発展にはアッパレだね」

高杉の手当てをしながら平助はいう


「何言ってやがる。おい、平助!そんな大したことねえから包帯ぐるぐる巻きすんな!動きにくいったらねえ。」



手当てをしてもらいながら文句をいう高杉



「何言ってんの晋助!今は休戦中!それまでに早く治さないと!いつまでこんな状況が続くかわかんないんだから!」

隣で平助の作業を見ていた名前は言う



「てか、おめぇは何でここにいんだ?そんなに俺が心配か?」
ニヤリと笑う高杉



「バカ!私だって、平ちゃんみたいに皆の手当てをしたいから教えてもらってるの!平ちゃん、戦いのたんびに1人で診て忙しいんだからっ!平ちゃんの負担を少しでも軽くするの!」



名前は少し怒り気味で晋助に言う



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