第13章 月の差し込む夜 R15
数時間後
辰馬は真っ赤な顔で酒瓶を抱えながら寝てしまった
「辰馬の負けぇ〜!私の勝ちぃ〜!やったぁぁあ!!」
名前も真っ赤な顔をしてかなり出来上がってるのは一目瞭然だった
2人の周りには空になった酒瓶がいくつも転がっている
「おい、てめー飲みすぎんなつったろ!!」
「あー!銀ちゃんらぁ〜!」
銀時も名前程ではないものの顔は真っ赤で大分出来上がっている
宴会は中盤に差し掛かり、ごろ寝をしている者、まだまだ足りないとばかりに飲んでいる者沢山いた
「おい。部屋行くぞ!連れてってやる!肩捕まれ!」
「え〜やだ〜!もっと飲みたーい!!」
「もうダメだ!!ほら!こっちこい!!」
「え〜じゃあ、お姫様抱っこして行ってよ!!」
「分かった分かった!ほれ!」
ふわっと抱きかかえ廊下にでる
中のものは各々楽しんでいるので銀時達が抜けても気がつかない
名前は屋敷の一番離れた場所に1人の部屋を用意されている
隣は桂や銀時達の部屋だった
「おっとと…」
「やだ!銀ちゃん落とさないでね!」
酔っているせいか足元が少しフラついた
「落とさねーよ!もっと捕まれ!」
「は〜い」ギュッ
名前は銀時の首元に腕を絡ませニコニコ笑いながら銀時の顔を見ている
(おいおいおいおい。ムラムラしてきちゃったんですけどぉー!これ、やばいんですけどー!!)
そんな事を思ってる間に名前の部屋に着いた