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嵐 と 嵐 で

第1章 シェアハウス


「っ、ん、かず…」

俺の下で目を閉じ余裕のない顔をしているのは大野さんだけど俺だって同様に余裕なんてない。

「智、かわいいよ…」

唇を重ねては離し、重ねては離し。時折大野さんにそう愛を囁いて。その度に「和」と呼び返してくれる大野さんが愛しくてたまらない。

キスを繰り返すうちにどちらからともなく荒くなってくる呼吸。それでもなお口づけをやめず俺は大野さんの身体に指を滑らせ、胸の突起辺りを撫で回す。

「っ、はあ、か、ず…」

核心に触れてもらえないのがもどかしいのか大野さんは身体を捩じらせている。

「わかってるよ…」

俺はそんな大野さんが見れたことに満足して突起をつまみ上げてやる。

「ああ、かず、ッあ」

望んでいた快感に今までよりも一層高い声をあげて俺の名を呼ぶ大野さん。その声に思わず俺自身も反応する。

「可愛すぎるんだよ、もう」

本音を思わず口にしながら大野さんのバスタオルを剥ぎ、大野さん自身を強弱をつけて扱く。

「あ、ああ、っん、かず、かず」

虚ろな目で俺を呼び続ける。
我慢できなくなった俺は自分の身につけていたものを脱ぎ、ベッドの周りに投げ捨てた。

「智、楽にしてあげるからね」

俺はそう言って大野さんの秘部を晒し指を沈めていく。
ご無沙汰なこともあって痛がる大野さんを宥めながら。

「ッ、ああ…く、痛」

「御免ね、もうすぐ楽になるから」

嫌々と首を横に振る大野さん。この反応はちょっと傷つくけど仕方ない、普通しないことだから。付き合ってもないのに。



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