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集合【黒子のバスケ】

第24章 *真実*



「まず…ここはどこ?」

〈ここは死と生の間の空間
右の扉が生の扉で、左が死の扉〉


生と死の間…

「貴方は誰?」

〈僕は千歳 ここの管理人で
人間で言うと20歳前後。〉


「そうなんだ… 意外と若いんだね
じゃあ、さっき言ってた 火神君達が
誤って死んだっていうのは?」

〈僕は人間の寿命の管理を
しているんだけど、今から約1ヶ月程前
誤って君達の寿命を早めてしまったんだ〉


1ヶ月前…

「丁度最初の9人が来たとき…」

〈うん〉

…ん? 何か可笑しい…
みんな同じときに死んだとするなら…

(緑)「何か…可笑しいのだよ」


「うん …皆同じときに死んだと
するなら、なんでリコちゃんや
日向君達は後から来たの?」

〈彼らが後から来たのは
時間軸がずれちゃったからなんだ〉


(赤)「…死んだ後なぜ俺達をわざわざ
こっちに連れてきたんだ?

こっちに連れてくるんじゃなくて
すぐに生き返すことは出来なかったのか?」


〈君達をこっちに連れてきたのは
勿論理由がある。 僕の力ではすぐに…
というか、死んだ人間を生き返すことは
出来ない いくら誤って寿命を早めて
しまったとしても

だから、準備が出来るまで君達には
こっちの世界で過ごしてもらっていた〉


(相)「どういうこと?」


〈つまり、死んだ人間は
生き返ることは出来ない〉

(紫)「はあ?」

〈けど"別の形"で生きることはできる〉


(宮)「それが転生ってことか?」

〈うん〉

(桃)「私達がこっちに来たのは
転生する準備をするために 一時的に
こっちに連れてきたってこと…ですか?」

〈 うん…そういうこと〉


(青)「…転生ってなんだ?」

(黒)「転生って言うのは、死んだ人間が
生まれ変わって新しい人生を歩むことです」

……………。

「…それで、私は納得したけど皆は?」

(日)「俺達も納得した」


(高)「…今更生き返らせろったって
どうせ無理なんだろ? だったら何もねえよ」
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