第1章 ~PROLOGUE~
??「…い。 おい。いいかげん起きろ!」
……?
ん…誰だろ
雅紀「…おねぇ、ちゃん?」
土方「寝ぼけてねぇーで、さっさと起きやがれ」
雅紀「ぅん?……ひじか、たさん?」
土方「ほら、起きたんなら、早く着替えて広間に行くぞ」
……………。
雅紀「…なっ、なっ、なんで……」
土方「は?」
雅紀「いつ、帰って…」
土方「あぁ、昨日は悪かったな。帰るのが、遅くなって」
雅紀「いえ。でも、良かった、です。 土方さんに、何かあった、んだと思った…から」
土方「本当に悪かった。」
っと、言って、僕の頭をクシャクシャっと、撫でる。
それが、心地良くて、目を細めてジッとしていると…
沖田「土方さん。何、朝から、雅紀くんと、いちゃついてるんですか。」
土方「総司! 別にいちゃついてなんか、ねぇーよ」
沖田「ほら、雅紀くんも、こんな人といちゃあ、ダメだよ?あ、あと、おはよ」
雅紀「? えっと…おはよう、ございます?」
沖田「ほら、朝餉出来てるから、行くよ。」
っと、総司に手を引っ張られる。
雅紀「わわっ!! 総司!待って、僕まだ着替えてなっ」
沖田「じゃあ、待ってるから着替えてまいなよ。それとも、僕が着替えさせて…」
雅紀「けっ、結構です!////」
こんな感じに、また、長いような、短い1日が、始まった。