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冬猫の恋

第5章 涙 (シカマルsaid)


朝、いつもより早く起きた俺を

かーちゃんは熱でもあんのかい⁉

と心配されつつ早めに家を出る
どう思われてんだか…

ともかく急ぎ足でアカデミーに向かう
昨日の事でゆえに何かしてくるとしたら、朝大勢の前で何かにいってくるだろうしな…


ガラガラ
扉を開ける音が教室に響いた。
まだゆえは来てなくてその代わりいのとチョウジが俺のもとへ駆け寄って来た。


いの「シカマル⁈どうしたのよこんな朝早く⁈頭でも打った⁈」


「あぁ?んでそうなんだよ。めんどくせぇ」

チョウジ「違うんだよ、いの 」

やっぱしここでもかとため息をつき昨日の事をいのに説明しようとしたその時…


ガラガラ

『おはよー』


落ち着いたゆえの声


それをまっていたように…



栄太(少年A)「うわぁ、人殺しが来たぜっ!」
日造(少年B)「本当だ!あいつと居ると殺されるぞ⁉」

「「「『⁈⁈⁈』」」」



昨日のと聞き覚えが無い話が出てきた
ましてゆえか…人殺し?


ザワザワ…ザワザワ…
[人殺し?]
[何?氷猫さんが?]


栄太「こいつは村でたった一人の生き残りで!血塗れで1人生きて見つかったんだってな‼」
日造「ましてその中で1人だけ無傷の血だらけって!」

『……』


カタカタと肩を震わすゆえその背中には悲しみと何か違うモノが…見えた気がした。



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