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冬猫の恋

第4章 庇う (シカマルsaid)


(誰saidでもありません。言うなれば作者said)



ゆえがふぅと息をつくと振り返りナルトの前にしゃがんだ…


『だ、大丈夫⁇』

ナルト「⁈⁈」


ビクッとビビるナルトを見るとゆえは暗く悲しい表情に変わっていった…


『……ごめん…』


なぜか謝りその場を去ろうとするゆえ


ナルト「まっ待つてばよ!」


とっさにつかんだ手はあり得ないくらいに冷たく顔を見ようとするが顔を背けている。
肩をカタカタと震わせる何かに怯えたような姿…



ナルト「助けてくれてありがとな…さっきのはちょっと驚いただけだってばよ‼ご、ごめんな…」


立ち上がり優しく声をかけるナルトにゆえはその方へ向いた。


『ごめん…大丈夫…それより、ナルト平気?怪我とか』

ナルト「あぁ‼大丈夫だってばよ!でも本当にありがとなゆえ!」

『ううん、ナルト、平気なら良かった!』



とお互いを確認し合うと…



ナルト「なぁ、さっき言ってた事…」

『…本当、父さん母さんいない…』

ナルト「ごめんってばよ‼お、お詫びとお礼になんかしてやれる事ないか⁉」

『…何でもいいの⁇』

ナルト「もちろんだってばよ!俺にできる事なら何でもな!」

『じゃあ…友だち、になって。』

ナルト「⁈⁈」



何度目の驚きだろう…
言われると思わない言葉に嬉しくてナルトは涙ぐみながら…


ナルト「わかったってばよ!俺とゆえは友だちな!お前が困ってたらおれが助けるってばよ‼」

『!…うん、ありがとう、ナルト』


と木の側で笑い合う二つの影があった。





(ややこしくてすいません、次シカマルsaidに戻ります!)
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