第25章 G事件
私は着替え終わり頭をわしゃわしゃ拭いていた。
鏡を見ながらドライヤーで髪を乾かす。
髪、伸びたなぁ。
そんなことを思ってるとサッと鏡越しに黒いものが私の後ろを横切った。
『……え?』
ちょ、ちょっと待とうか…。
落ち着けー…落ち着くんだ私!!
私はドライヤーをしまってゆっくりと振り向く。
……な、なんだ…いないじゃんか…。
『だ、だよねー。ここ合宿所だしいるわk…』
……足元からカサカサと音が聞こえる。
視線だけを下に向けた。
『………………ぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!!!』