第24章 赤と黒と猫と
『っちょ、くすぐった…!』
月「お返し」
つっつきまくるのをしばらくやり、満足したのかやめてくれた。
何気にくすぐったいのね。
月「まずさ、僕の膝から頭をどけようか」
私はその言葉にスッと体を起こす。
『ありがとうね。ずっと膝貸してくれてたんでしょ?膝大丈夫?』
月「まぁね。そっちこそ大丈夫なの?」
『なにが?』
月「…別に。じゃあ僕は部屋に戻る。またあとで」
『うん、あとで』
そう言って蛍は部屋に戻っていく。
……なんか蛍が…優しい?
なんていうのかな…雰囲気が…。
うーん…まぁいいや!←
私は着替えるべく部屋に戻った。