第24章 赤と黒と猫と
少し動いたものの起きる様子はない。
楽しくなってきた私は今度は頬をつっついてみる。
……起きない。
今度は額をつっついてみる。
……これでも起きない。
なんだろう。少し…
『…可愛いかも…』
月「誰が可愛いって?」
『っ!?…け、蛍さん』
寝てると思ってたのに…起きてたんかい。
月「っあ〜…首痛い」
そう言って蛍は首を回す。
ちょ、凄い音鳴ってる!!!ゴキゴキッて!
ってそうさせたの私じゃんか!←
月「人が寝てると思ってちょっかい出してきてさ。朝から元気だね」
蛍は私の頬や額をつっつきまくる。