第14章 感情の入り交じった××
ー楓sideー
翔陽に口をゴシゴシされてても私の頭の中はキスされたことでいっぱいだった。
驚きと恥ずかしさと言い表せない感情が頭の中をぐるぐる回っている。
顔が真っ赤に、熱くなってるのがわかる。
及川さんはそんな私を見て小さく笑った。
及「そうそう楓ちゃんのスマホに俺のメアドと電話番号登録しといたからっ☆」
『え!?』
私は自分のスマホを見る。
電話帳を見ると……ほんとだ、登録してある!!!?
いつのまに……あ、抱きつかれたときか!?
す、凄い…そんな短時間で…。