• テキストサイズ

誕生日の夜に

第1章 お誕生日祝い♪







「できたぁーー!」


今日が誕生日の銀ちゃんのために


甘〜いショートケーキを作ったのだ。


当の本人は誕生日という日に


めずらしく依頼がはいり朝早く出ていった。


テーブルにケーキをはじめ作った


料理を並べ銀ちゃんを待つ。



早くかえって来ないかな…


そう思って帰りを待っていたけど


途中でお登勢さんに呼ばれて


お登勢さんの手伝いをしに行ったのだ。


少し時間がかかり急いで万事屋に戻ると



「えっ…」


「おーう、〜

悪いなぁ、俺のためにこんな

さすが俺の女だよ…」


「待ってたのに…」


「あ?」


「なんで先食べちゃうの…あたしずっと

ずっと待ってたんだよ?」


「いやーそれはお腹すいた銀さんには

拷問だよ?それもこんな糖分の匂いすれば

我慢できるわけ…」


「銀ちゃんなんて知らない!」







はぁ…


よくよく考えたらなんてちっちゃなことで…


きっと銀ちゃんも呆れてるんだろうな。


あと15分くらいで銀ちゃんの


誕生日も終わっちゃう。


まだ、おめでとうも言ってない…


せめて今日中におめでとう言いたい。


そろそろこんな暗いとこにいるのも


もうやだし。


戻ろう、万事屋に。
/ 5ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp