第1章 無効化の女の子
私はしばらく蜜柑と話していたのだが···
ヒュッ
蜜[え]
蜜柑は棗に髪を引っ張られ···
蜜[わっ!!]
押し倒された。
棗[5秒で答えろ]
棗[答えなかったらこの髪燃やす]
棗[お前、何者だ]
棗がどうやら目を覚ましたようだ。
だが私には今どういう状況なのか分からん。
(蜜柑を助けてやった方が良いのか?いや、ただ遊んでるだけなら邪魔しちゃダメだよな)
必死に考えていたところに
ガシャン
窓から男の子が飛び込んできた。
?[····てえ···]
棗[···遅かったじゃん、流架]