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[ID] 57461
[作者] Sora[概要] 高校一年生と高校二年生 。高校演劇と送る青春と恋と、葛藤の全て。
[ジャンル] 完全創作[ページ数] 2
[PV数] 241PV
[しおりの数] 2
[作品公開日] 2019-04-07
[最終更新日] 2019-04-07 22:50
[拍手] 162
[ランキング]
総合 | 1439位 (過去最高 269位) |
昨日 | 1069位 |
[作品説明]舞台上からは客席が見えない。見えるのは限りない暗闇と眩しい光。みんなからの視線を一心に感じて私は深呼吸をした。
現実は何時も思い通りには行かないけれど、ここで、この場所でなら私はなんだって思い通りだ。
私は何にだってなれる。
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私は恋をしたことがない。かといって彼氏がいたことがないわけじゃない。人並みに恋愛に浮き足立った経験はそれなりにあるつもりだった、けどこんなに感情を揺さぶられるものが本当に恋することだったんだって 、貴方に出会って始めて気付いたんだよ 。
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あの夏はあっつくて 、蝉の音が煩くてさ。
みんなで汗垂らしながら練習したあとに見た花火は、
ほんとに 、本当に 、綺麗だったよね 。
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「今日だけ 、...一線越えてもいいかな 」
「... いいんじゃ、ないかな 」
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普通の恋じゃなかった。
私も、貴方も 、駄目だとは分かってた。
けどあの時 、あの日の夜。
身を委ねることを、流されることを決めたから
こんなに苦しくて 、切ない恋が始まったのかな 。
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「ただ 、好きだっただけなんです。私は」
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今でも私は思い出す 。
貴方と恋に揺れたあの夏を。あの日々を。
あれを青春って呼べるかは 、まだ私は分からないけれど。
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長い前置き失礼します。
この作品には高校生同士のセフレと思しき関係や性行為の描写が入りますが決してそれらを推奨する意図などはございません。フィクションとしてお楽しみください。
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